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※ 2024年1月24日(水)に開催した同研究会を録画したものになります。

田口先生のご厚意により、再配信いたします
※2024年7月末まで

講師:水戸協同病院 皮膚科部長 教授 田口 詩路麻 先生
座長:公益社団法人 地域医療振興協会 石岡第一病院 口腔外科、筑波大学 顎口腔外科 萩原 敏之 先生

田口先生からのメッセージ

 掌蹠膿疱症(PPP)は、主に手掌と足蹠の皮膚に無菌性膿胞を形成し、痛みが強くなり、歩行困難や手が使えないなどQOLを大きく阻害する皮膚疾患である。PPPには、胸骨・鎖骨などに強い痛みが生じる掌蹠膿疱症性骨関節炎(PAO)が合併症として生じることもある。また、その誘因に扁桃炎や歯性感染症が重要であることが明らかとなっており、特に歯科を中心とした他科連携が欠かせない。根尖性歯周炎や歯周炎(歯槽膿漏)の治療により軽快する例が多く、歯科疾患へのアプローチが診療上重要にも関わらず、皮膚科医・歯科医の連携不足、意識不足により、患者さんが根本治療に辿り着けず、高価なバイオ製剤に頼ってしまう流れも否定できない。
 皮膚科医は、ソコ(歯)に病因があるにも関わらず、自分では如何ともしがたいという、悩みを抱えています。歯科の先生方の中に、一人でも多くのPPP理解者・協力者を求めます。

※約92分